どうしても忘れられがちなシステム連携

ECシステムを構築する場合には、どうしてもお客様とのやり取りがどうスムーズに行くかといった、フロント部分に目がいきがちです。それは当然の事ですが、企業運営全体を俯瞰して見る視点も重要です。ECシステムを構築しようという企業であれば販売管理や会計管理などの基幹システムを既に持っている場合も多くあるでしょう。少なくとも会計システムは導入しているに違いありません。

ECシステムは販売管理システムの一種とも考えられますから、ここで上がった売上データがダイレクトに会計システムに繋がるかどうかで、社内の作業効率が全く変わってきます。例えば店舗運営でもPOSレジを導入していれば、売上データは集約されて会計システムへと連携されます。しかし、こうしたレジがない場合には、売上結果をもとに会計システムへの入力が必要になります。人力の手間がかかる上にミスのリスクも背負うことになります。

スムーズな連携がキーになる

ECシステムと基幹システムの間にシームレスな関係があれば、こうしたデータ接続の心配はほとんど無くなります。もしメーカーが異なっている場合でも、大抵は両方のシステムに標準的なフォーマットで連携出来るインターフェースが備わっていますから、その仕様通りに連携データを生成してバッチ処理する仕組みは作っておくべきです。

この際にも出来るだけリアルタイムに近い処理が出来るのがおすすめです。また、運用の容易さにも注意を払うべきで、出来るだけ運用者が手間をかけないで自動的に動かせるようにしないといけません。データ連携は裏の仕組みで地味なためにその有効性が分かりにくいですが、後々じわじわ効いて来る部分なのでしっかり構築しておきましょう。

かつての日本では基幹システムの構築は自社で一から作るのが当たり前でしたが、現在では基本パッケージを導入してそのまま設定するだけというのが主流です。